さて、秋も深まり冬が目前まで来ていますね。。。冬と言えば「毛布」。素材はウールやアクリルがおなじみですが、昨今では寝床屋の人気アイテムである「洗えるウール毛布(純毛)」なども注目されています。
一番ポピュラーな毛布はアクリルの2枚合わせ毛布。今までは大阪:泉州地域が国内でも有数の毛布産地でしたが安価な中国モノにおされてすっかり斜陽産業となってしまいました。(;.;)
みなさんもよく耳にされる「マイヤー毛布」とは「カールマイヤー」という加工法のことでそれまで主流だったジャガード織り毛布と比べて毛抜けが少なく、風合いの良い仕上がりが特長です。
ところで毛布の重量ってご存じですか?
アクリル2枚合わせ毛布の標準品で2.4~2.6K、上級クラスになると細い糸を緻密に加工しますので重量も重くなり3Kを超す毛布も少なくありません。
しかし羽毛ふとんの普及で掛け寝具の軽量化が重視されるようになるとアクリル2枚合わせ毛布の重量がデメリットとなり、人気が衰退しました。また、2枚合わせの毛布は使い始めこそ暖かいのですが、就寝中の発汗で湿った空気が2枚合わせの間に溜まってしまい
朝方には「寝床冷え」を起こすこともあります。(朝方の冷え込みで毛布が冷やされてしまいます)
そこで吸湿・発散性の高い「機能化学繊維」や「ウール/シルク」などの天然素材に注目が向けられているのが現状です。
昔のウール毛布はジャガード織りが主流で、ウールの特性を充分に発揮できないモノもたくさんありましたが、現在では「シール織り」や「マイヤー編み」などの加工技術が発達し、天然素材の持ちうる機能が発揮できるようになりました。
また天然素材でも「洗える」という機能を付加した商品も登場しています。
お手入れとしては
●アクリル毛布(1重/2重)
アクリル製の毛布は丈夫なので、洗濯機で洗ってもOK。(但し、弱洗い)洗濯後、ふっくらするように、柔軟剤の使用をお奨めします。天日干しでも日陰干しでも良い。また、2重(2枚合わせ)毛布は水を含むとかなりの重量になるので、あらかじめ覚悟しておいてください。(笑)
●ウール/シルク毛布
水分の発散性が高いので1~2週間に1回程度、風通しの良いところで陰干し。基本的に獣毛の洗濯はドライクリーニング。 自分で手洗いを行なうには、中性洗剤を使用。やさしく丁寧に浸け置き洗いの後、すすぎも脱水も短時間で優しく。洗濯ネットの使用は当然のことで、ぬるま湯もしくは水を使用。乾燥は直射日光を避けて陰干し。
●木綿(コットン)
木綿製の毛布は、アクリル製の毛布と洗い方は同じ。洗濯後は、天日干しでも日陰干しでも良い。洗濯ネットの使用をお奨めします。
毛布についてのウンチクは寝床屋のHPにも掲載しています。
http://homepage3.nifty.com/RyouminHiguchi/mingu-sab-Blanket.htm
羽毛ふとんと毛布を併用する場合は「羽毛ふとんの上から毛布を掛ける」と言われています。しかしそれは毛布の種類によって使い方はまちまちです。
●アクリル2枚合わせ毛布の場合は毛布の重量で羽毛ふとんをペシャンコにしてしまう場合があります。これではせっかくの羽毛ふとんの特性が活かされません。(羽毛ふとんは空気を含んでこそ、その機能を発揮します。)重たい毛布と羽毛ふとんとの相性は良くないので併用はお奨めできません。
アクリル素材の場合は1重の軽量毛布を羽毛ふとんの上から掛けるようにしてください。
●ウールやシルク、木綿(コットン)等の天然素材毛布は通常の中掛けでも問題はないでしょう。上掛け/中掛け、いずれか快適な方を選択してください。
毛布ではありませんがガーゼケットやタオルケットは羽毛ふとんとの相性も良く、羽毛ふとんの軽さを損なうこともありません。
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